プレゼンテーションのスライドを作ったことがある方なら、スライドのデザインがどれほど重要かをご存知でしょう。ブランド力のあるプレゼンは、その内容はもちろん、それと同様に、あなたがどれだけ真剣でプロフェッショナルかを伝えられます。
同時に、何を見せるかと同じくらい、「どう見せるか」も重要。「見せる」ことと「話す」ことのバランスをうまく取ることが大切です。どちらかに偏りすぎると、視聴者は焦点がどこにあるのか、プレゼンから何を得ればいいのか分からなくなってしまいます。
mmhmm では、プレゼンの中にあなた自身が入り込むことで、視聴者の注意をコントロールできます。視聴者は、あなたを見るかスライドを追うかを選ぶ必要はありません。ただし、あなたがプレゼンの一部となる場合、視聴者があなたの伝えたいメッセージを完全に理解できるよう、スライドをデザインすることが重要です。
ここでは、スライドを最大限効果的に、かつ分かりやすくデザインするためのポイントをご紹介します。
三分割法を活用
写真の構図では三分割法がよく使われ、見る人の視線をフォーカスして欲しい部分に誘導します。スマホのカメラで写真を撮るとき、このガイドラインを見たことがある人も多いでしょう。被写体を、画面の中央ではなく、フレームの端から 3 分の 1 ほどの位置に配置することで、バランスと緊張感が生まれ、シーンが自然で没入感のあるものになります。
このルールは動画にも当てはまります。画面全体に自分を映し出す場合、背景を押しのけて大きく映ってしまうと、不自然で、まるで視聴者の目の前に座っているような印象を与えかねません。自分の映像を画面の中央から少し外し(ただし端に行き過ぎないように)、コンテンツを表示するためのスペースを確保すると、構図がより洗練されて見えます。
動きの余地を作る
対面で話している時は、非言語的なサイン(表情や間など)が、視聴者にあなたの気持ちを伝える手がかりになります。動画でも、これらの物理的なサインが、説得力を高めるのに役立ちます。
あなたが動きながら話すタイプのスピーカーで、手を使うのが好きならば、カメラから少し離れて、ジェスチャーがフレーム内に収まるようにしましょう。mmhmm ではバーチャルグリーンスクリーンを使うことでこれを実現できますが、動きをさらに鮮明に映したい場合、物理的なグリーンスクリーンを使うのもおすすめです。
なお、ノートパソコンのカメラから遠ざかる場合は、小型マイクやマイク付きヘッドフォンを使用して音声の鮮明さを保ちましょう。
テキストは控えめに
視聴者はストレスを感じたくないものです。画面上に小さな文字が大量に表示されると、内容を追うのが難しくなり、話の内容が頭に入ってこなくなります。スライドにテキストを追加するのは最小限にし、あなたの話を強調する役割にとどめましょう。
テキストは字幕のように扱い、話している内容に合わせて読むことができる範囲にとどめると、理解が深まります。話すポイントをすべて暗記できない場合は、スピーカーノートにメモしておきましょう。これにより、視聴者を圧倒することなく、すべてのポイントを伝えられます。
あなた自身をポインターに
画面上の重要な部分に視聴者の注意を引きつけたい場合、以下の 3 つの選択肢があります。1)自分を画面から完全に消す、2)レーザーポインターを使って画面上に描く、3)mmhmm のトリックを使って、自分自身の映像を重要な部分に移動させる。でも、プレゼンにおいては、あなたが主役であることをお忘れなく。
プリセットレイアウトを活用
mmhmm が新しいスライドの作成用にプリセットのレイアウトを提供しているのには理由があります。どのレイアウトも、過度なノイズや気を散らす要素を排除し、プレゼンテーションの一部としてあなたの映像を配置できるようデザインされています。内容に合ったレイアウトを選ぶことで、あなたとビジュアルの間で完璧なバランスを保つことができます。細かな調整は不要です。
動画で良い印象を与える方法については、「動画で映えるための完全ガイド」をご覧ください。
動画で映えるための完全ガイド